神仏様は身近な存在でした

旧暦7月お盆の後の亥の日は海神祭です。

今帰仁城跡や集落の海、集落の神あさぎで3日間を通して執り行われます。

ノロを祭司として海神を祭り、豊作や豊漁を祈る年中行事です。

 

集落の海からニライカナイに向かい祈りを捧げます。

 

 

琉球では魂はニライカナイより来て、ニライカナイに還っていくという考えから。

ニライカナイとは神様の住む場所であり、あの世でもありました。

 

 

神様の元からこの世に誕生し、生涯を終え神様の元に還っていく。

誕生する前から人生を終えた後まで。

人はずっと神様と共に在ると信じていました。

 

 

 

先人達にとって神仏様はとても身近な存在でした。

一年を通して執り行われる琉球の祈りをみても分かるように、神仏様に感謝をしながら生活していたのが先人達です。

生きるのが精一杯な時代でしたが神仏様と共に生きていたので、心は平穏だったのです。

 

 

 

今の世は神仏様がとても遠い存在になっています。

神仏様が側に寄り添っていることを感じられない人の方が多いです。

豊かな時代になりましたが、心は不安を抱えています。

 

 

 

心穏やかに過ごすには、神仏様やご先祖様を感じることです。

神仏様やご先祖様を身近に感じられたなら、心からの安心感が得られます。

 

いつも側に寄り添い見守っているのが、神仏様ご先祖様です。