伝説の宝刀「千代金丸」

今帰仁には不思議な力の刀にまつわる伝説が残されています。

 

宝刀の「千代金丸」

北山王攀安知が大切にしていた刀剣です。

尚巴志に今帰仁城を攻められ攻略された攀安知は今帰仁城を守れなかったとして守護神が鎮座する「カナヒャブ御嶽」の霊石を切ったという伝説が残っている刀です。

 

 

今帰仁城址で1番神聖な場所「テンチジアマチジ」が「カナヒャブ御嶽」です。

その真ん中に霊石があり刀で切られた様に見えると言われています。

守護の霊石を切った後、さらにその刀で自害しようとするが主の命を守る霊力が込められた刀であったから死にきれなかったそう。

 

 

 

千代金丸の話はよく父から聞かせれていたので知っていましたが、千代金丸が今でも存在しているとは知らず。

歴史博物館で本物の千代金丸を見たときは、鳥肌が立ちました。

 

 

およそ600年前の刀です。

黄金に輝くとても綺麗な刀でした。

王様を守るための霊力が込められた刀で死にきれなかった王様は、志慶間川に刀を投げ捨て自らの命を絶ったそう。

 

 

王様と千代金丸の悲しいお別れです。

後に住人に拾い上げられた千代金丸は中山王に献上されたそうです。

 

 

 

「テンチジアマチジ」は今帰仁城址の中で最も神聖な場所。

今帰仁グスクの守護神として崇められていて、今でもノロによって祭祀が行われている御嶽です。

 

守護神の霊力の力を千代金丸が教えてくれました。

 

 

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