先人達の思いが込められたカチャーシー

秘密のケンミンSHOWで沖縄のカチャーシーが取り上げられていました。

カチャーシーとはテンポの速い沖縄民謡に合わせて両手を頭上に挙げ、手首を回しながら左右に振る踊りです。

 

カチャーシーは「かき混ぜる」を意味する沖縄の言葉の「かちゃーす」に由来しています。

 

 

 

お祝いごとや祭りごとには欠かせない踊りで、場が賑わうと自然と踊り始めます。

三線の軽快な音が流れるとおじぃ、おばぁは踊らずにはいられない様です。

 

男性は手を握るグー、女性は手を開いたままのパーで踊ります。

男性は家庭に幸せを持ち帰り絶対に離さないため手を握りしめ、女性は家庭に幸せを持ち帰りそれを他の人達にもお裾分けする為に手を開いているのだそう。

 

幸せをお裾分けしながら自身の幸せも逃げない様に、開いた指の間はしっかりと閉じるようにと言い伝えられています。

 

 

 

 

みんなでカチャーシーを踊ることで、その場の幸せな空気をかき混ぜる。

幸せを循環させるカチャーシー。

 

「喜びも悲しみも全てかき混ぜて、皆で分かち合いましょう」

というウチナーンチュの人を大切に思う温かい気持ちがカチャーシーに込められています。

先人達の優しさや思いが詰まったカチャーシーは後世まで受け継いでいきたいですね。

 

 

 

風習や伝統文化に込められた思いを知ることで、いつまでも先人達との繋がりを感じます。

伝統文化に触れることは生まれ育った土地の人々の想いを知ることにも繋がるのですね。