旧暦1日。感謝の日でした

2018.05.15

 

今日は旧暦の4月1日、1日のウートートーの日でした。

 

先日、「母の日は映画見に行く?平日がゆっくり出来るから15日はどう?」と母に尋ねると

 

「15日は旧暦の1日だよ。朝早く起きてウートートーしたら行けるかな」との返事に驚きました。

 

 

カレンダーの1日、15日に大きな丸が付いていますが、カレンダーを見ずにその日は旧暦1日だと覚えていたのです。

 

それだけ1日、15日を忘れてはいけないと意識してノロとしてのお役目を果たしているのだなと改めて感じました。

 

 

今日は朝早くの出発だったので昨日からお供えの花を変えたり、お茶碗を洗ったり準備していたそうで。

 

今朝は朝早く起きて1日の祈りを捧げたそうです。

 

 

ノロを務めて50年以上、この生活です。

1日、15日の祈りをはじめ、月に約2回は祭祀があります。

 

もちろん、祭祀が優先なので1日、15日や祭祀の日に予定を入れる事はありません。

 

これがノロのお役目です。

 

 

ノロ制度は廃止しているのでノロを務める必要はありません。

ノロは歴史の中の祈り人であって、現在はノロという役職はないのです。

 

 

それでもノロを務める必要はあるのだろうか。

 

両親の苦労を見てきてそう思うこともありましたが、両親にとってノロを継ぐことは当たり前で。

 

疑問に思うことさえなかったと思います。

 

 

ご先祖様が守り続けた祈りの場。

心の拠り所として訪れる人がいる以上、なくしてはいけない。

それは代々ノロさんの思いでもあったのでしょう。

その思いを受け継いだのです。

 

 

 

自分の事よりもノロとしての人生を優先させてきた祖母、母を思うと私達に託された今、祈りの場をなくしてはいけない。

そう思っています。

 

 

2日遅れの母の日

母、姉妹、姪っ子達、総勢10名で「ジュマンジ」を見てパンケーキを食べて、楽しんできました。

 

「楽しかった、また映画見たいね」という母。

 

今まで苦労した分、楽しませてあげたい。

心からそう思いました。