1963年9月14日「沖縄の女」という見出しの新聞記事。
ノロを務めた祖母の話が取り上げられ、紙面にて紹介されました。
新聞の日付から50年後の2013年9月14日。
偶然その新聞記事を見つけました。
アルバムに挟んで保管されていた切り抜きが、アルバムからひらりと落ちたのです。
新聞の日付を見て、その日が50年後だと気づいた時の驚きは今でも忘れません。
見つけたのは偶然ではなく必然で、おばぁからのメッセージだと感じました。
先日、また不思議な出来事がありました。
家族揃っておじぃおばぁの話をしていた時、何度も曽祖父の話が出てきました。
父親の祖父ですが写真も残っていないので、私たちは顔も知りません。
どんなおじぃであったのか。
これまでの両親の話から、想像だけは膨らんでいました。
おじぃおばぁの話で盛り上がりながら、古いアルバムを見ていたら。
なんとその1ページ目に、曽祖父の85歳のお祝いの集合写真が貼られていました。
これまでに何度も見ていたアルバムですが、誰一人としてこの写真を見たことがなく。
急に現れた曽祖父の写真に驚きました。
唯一残っている曽祖父の写真。
中央に座っている着物姿の曽祖父から、とても威厳のある存在であったのが伝わってきました。
昭和30年代のとても古い写真ですが、曽祖父に出会えた事は奇跡です。
何度も見ていたアルバムなのに、何故今まで写真の存在に気づかなかったのかとても不思議です。
おじぃおばぁや曽祖父の話で楽しそうに盛り上がっていたので、曽祖父も来てくれたのでしょうね。
ご先祖様を思い出すことが、1番の先祖供養だと言います。
時にはおじぃおばぁを思い出し、昔話に花を咲かせるのも良いですね。
きっと側で聞いていて、共に笑っていると思います。