軽石の被害は思った以上でした

久しぶりに今帰仁村の海に行ってきました。

「サダバマビーチ」はとても綺麗なビーチで、ミュージックステーションやTWICEのミュージックビデオの撮影など、ロケ地として何度も使われています。

 

白い砂浜に青い海、遠くに伊江島。

小高い岩の上から見下ろす透き通った海はとても美しく、何度訪れても感動します。

 

 

 

 

 

昨日、久しぶりに見たビーチ。

白い砂浜がほとんど見えないほど、軽石で埋め尽くされていました。

以前、写したビーチの写真と比べると、白い砂浜がほとんど見えていません。

こんなにも大量の軽石が今帰仁のビーチにも流れ着いていたなんて。

綺麗なビーチを知っているだけに、とてもショックでした。

 

 

 

沖縄の海のほとんどが同じ状態の様です。

一日も早く美しい青い海、白い砂浜が戻ってくる事を願っています。

 

 

 

サダバマビーチがロケ地に使用されるようになってから有名になりましたが、地元では「赤墓ビーチ」と呼ばれ昔から大事にされてきた場所です。

赤墓に祀られているのは上間大親。

伊是名島出身の第二尚氏王統の初代王である尚円王の弟だと言われています。

 

 

 

赤墓は尚真王により贈られたお墓だという伝説があります。

 

1500年頃、尚真王が海路で北部を巡業中に海が荒れ危険な目に遭いました。

それを聞いた上間大親は息子と二人で船を出して、王の船を無事に港に導きました。

王が素性を聞いたところ、彼は父の弟であり尚真王の叔父にあたる事が分かりました。

尚真王は感動して上間大親を首里に呼び寄せて位を与えようとしました。

しかし、上間大親は断り、お墓を賜りました。

 

お墓は石棺が朱色に塗られているという話や、お墓が赤い漆喰で固められていたという話から「赤墓」と呼ばれました。

出身である伊是名島に向けて建てられています。

 

 

 

助けた人が王様でしかも甥っ子であったというのは、すごい偶然ですね。

赤墓は昔から拝みの場所になっていて、赤墓の場所を尋ねる人がとても多かったのを思い出します。

赤墓は沖縄の大事な歴史のひとつです。

 

 

 

沖縄観光の際に、お立ち寄り下さいませ。

綺麗な海に癒されて欲しいです。

その時まで軽石がなくなっている事を祈ります。