祈りと拝み

沖縄の方言で拝みをする人を「おがみさー」と言います。

畑仕事をしている人を「はるさー」と言います。

 

 

ウチナーンチュや島んちゅや海んちゅなど「人」を方言で「ちゅ」と呼ぶのは一度は耳にした事があると思いますが、〇〇さーは初めて聞いたという人も多いでしょうね。

同じ言葉に違う音の方言があるのは面白いです。

 

ウチナーグチの音の響きに、癒しを感じます。

 

 

 

 

拝むとは「現実に存在する対象に対して、手を合わせる具体的な行為のこと」です

 

祈りと拝みはどちらも神仏様に手を合わせるという行為は同じです。

祈りは、心に浮かぶ神仏様やご先祖様または拝所で手を合わせること。

拝むは、目の前に対象となる神仏様ご先祖様が存在していて手を合わせることです。

 

太陽を拝む、日の出を拝む。

良いものを拝ませてもらったなどがそうですね。

 

 

 

対象となるものを心に思い浮かべているか目の前に存在しているかで祈ると拝むの違いはありますが、心に思い浮かべ祈っても実際に会いに行き拝んでもどちらも神仏様やご先祖様を想う気持ちは同じです。

祈りも拝みも行為ではなく、天に届くのは想いです。

 

 

 

コロナ禍で拝所やお墓参りに行けない事を気にしている人もいると思いますが、今は神仏様やご先祖様を心に思い浮かべ祈り。

コロナが落ち着いた頃には、神仏様やご先祖様の元に足を運べたらいいですね。