琉球では古くから集落で祭祀を務める女性がいました。
血縁関係で小さな集落を興し生活していく中で、親族のために祈りを捧げたのが「根神(ニーガン)」でした。
集落を興した草分け的な家の当主の姉妹が根神を務め。
集落を興した代表的な家が中心となり祭祀を取り仕切っていました。
根神はノロよりも古い祈り人です。
その後、按司の出現によって複数の集落は統一され。
複数の集落が統一されると按司の姉妹が公的性の守り神「ノロ」となり、祭祀を統括しました。
ノロの誕生です。
琉球時代、人々の暮らす場所に祈り人は存在し祭祀が行われていたのは、人々の生活に祈りが欠かせないものだったからでしょう。
神仏様の存在を信じない人であっても困難に直面した際には「神様お願いします」と祈り、
願いがある時も「〇〇が叶います様に」と手を合わせています。
祈ったことのない人なんて、この世に存在しないと思います。
祈りは絶対的な安心、安寧を与えてくれます。
人生で直面する数々の困難から心を救い、力を与えてくれます。
真の祈りの力を知っている人は、感謝を忘れることなどありません。