思い込みは真実を見失う

「プラシーボ効果」って聞いた事がありますか。

本来は薬として効果を持たない物質によって得られる効果の事です。

 

 

「この薬を飲むと治ります」とデンプンなどを使い薬に見せた偽薬でも、実際に体に効果があるというもの。

期待や快楽によって免疫力が高まるというメカニズムだそう。

 

プラシーボ効果は思い込みによって起こる科学的な現象です。

 

 

 

人間の体ってとても不思議ですね。

思い込むだけで実際に効果が出るのだから。

 

 

 

本当に思い込みって凄いですよ。

青リンゴを頂いたとき、見た目から何故か梨だと思い込んでいて。

「美味しそうな梨を貰ったから食べよう」と姉と一緒に食べる事に。

 

 

美味しそうな梨だと話していたので、姉も梨だと思い込んでいます。

食べた時に出てくる果汁がなかったので「この梨、あまり水分がないね」と二人で話していると。

 

 

一口食べた家族が「これ、リンゴだけど」と一言。

確かにリンゴです。もうびっくり。

梨だと思い込んでいた私達はリンゴを食べても、全くリンゴだと気づきませんでした。

 

 

姉も「美味しそうな梨」との私の言葉で梨だと思い込み、リンゴを食べてもリンゴだと気づかなかったのです。

 

思い込みって凄いですね。

 

 

 

 

 

特に確かめようもない事に関しての思い込み、信じ込みは問題です。

 

 

以前「誰も知らない場所にある拝所を言い当てたすごい霊能者がいる」と話している方がいました。

私は「すごい霊能者」と思いましたが、すぐに矛盾に気付いた人がいました。

 

 

誰も知らない場所は誰も知ることが出来ない、本当にその場所に拝所があるのか知る由もない。

そう言われてはじめて、確かにそうだと気づきました。

「誰も知らない場所にある拝所を言い当てた」と言われると「凄い霊能者だ」と信じ、簡単な矛盾に気づかないのです。

 

 

 

確かめようもない事には、答えがありません。

答えがないのだから、真実は分からないという事です。

 

 

信じ込んだり思い込んだりすると、真実を見失ってしまうのです。

 

 

 

人の思い込みは、リンゴを梨と疑いません。

人の言葉は、リンゴを梨だと信じ込ませる事が出来ます。

 

確かめようもない事は簡単に信じ込んだり思い込んだりしてはいけないと、改めてそう思いました。