沖縄は先祖事の行事が多く、先祖行事をとても大切にしています。
お墓でご先祖様とご馳走を食べる清明祭(シーミー)は有名ですね。
もうすぐ清明祭の季節です。
先祖を大切にする祖先崇拝。
あの世から祖先が生きている子孫の生活に影響を与える事が出来るという信仰です。
ご先祖様なら子孫を守ってくれると信じています。
三十三回忌法要が最後の法要です。
沖縄では三十三回忌を「ウワイスーコー(終わりの法要)」と言います。
ウワイスーコーが終わると故人は家の守護神(祖霊)になると言われています。
神様になった故人を祝う意味で香典袋ではなく祝儀袋を使用している地域もあります。
お供えするお花も色のついたお花を飾ります。
神々様はずっと側で守護していると言われていますが、本当にそうですね。
ご先祖様が神様となり永遠に子孫を守護しているのです。
その神様はひとりではありません。
数え切れないほどのご先祖様が命を繋いでくれて今の自分が存在しています。
その全てのご先祖様が神様となりずっと側で守護しています。
どれほどの神様が自分の側に寄り添っているのでしょうか。
血の繋がりの深さの奇跡を知っています。
どんなに離れていても血の繋がりは深いものです。
それはあの世に帰っても変わる事などないのです。
ご先祖様は子孫を想いあの世から守り続け。
また子孫もご先祖様を永遠に忘れる事なく、この世から手を合わせ感謝の祈りを捧げています。
あの世とこの世で離れていても家族の繋がりは深く、お互いに永遠に想い続けているのです。
神様となった沢山のご先祖様、そしていつも側に寄り添って下さる神々様。
こんなに心強い事はありません。