もうすぐお盆ですね。
県外は新暦なので13日からお盆入りですが、沖縄は旧暦なので23日が「ウンケー」になります。
「ウンケー」はご先祖様をお迎えする日。
ご先祖様が家を間違えずに帰って来れるようにと門にロウソクの火を灯し道案内をします。
ウンケーの日の夕方になると、あちらこちらの家の門にろうそくが立っています。
お迎えに日はウンケージューシーと言って、沖縄の炊き込みご飯をお供えする風習があります。ジューシーは沖縄独特のお供え物でしょうか。
各地域でそれぞれのお供え物があるのでしょうね。
果物、お菓子、ご馳走を3日間お供えします。
お盆の時期になると龍眼の木が実をつけます。龍眼の実もご先祖様にお供えしていました。
ご先祖様も龍眼の実を食べていたと思うので、懐かしく感じていたでしょうね。
二日目は「ナカ日」
三日目は「ウークイ」ご先祖様を見送ります。
お仏壇にお供えしたご馳走をお土産に持たせます。
果物や、天ぷら、三枚肉、お餅をお土産として持たせ、家の門からお見送りします。
ご先祖様に少しでも長く居てもらいたいと、ウークイの時間は夜の9時以降という家庭も多いですね。
ウークイが終わった後から、各地でエイサーが行われます。
ウークイの日は夜遅くまで賑やかです。
あの世に帰ったご先祖様が年に一度帰って来る日。
ご先祖様を親族一同でお迎えし、ご馳走を振舞っておもてなしをします。
ご先祖様のおかげで自分が存在している事への感謝を込めて、三日間を大切に過ごします。
ご先祖様を感じる事で安堵が得られますね。それは守護して下さっている事を知っているからです。
先祖行事を重んじているのはご先祖様への感謝を忘れる事がないからでしょう。
感謝の気持ちが行事のひとつひとつを大切にしているのだと感じました。
大切な事を忘れてはいけない。
行事に託された先人たちの思いを受け継ぎ、後世まで残していきたいと思います。