明日は旧暦3月3日。
「浜下り(はまうり)」と呼ばれる伝統的な女の子の節句行事が行われます。
沖縄版「桃の節句」です。
潮水に手足を浸して汚れを落とし最後に指につけた潮水で額を3回濡らす「ミジナリー」を行います。
潮水に手足を浸して汚れを落とす儀礼は海の潮で清めるという意味があり、海の潮が重要な役割を担っています。
浜下りは女の子の健康祈願の御願行事となっています。
浜下りは身を清め健康を祈願する伝統行事ですが、現在では家族で潮干狩りを楽しむ行事となっています。
浜下りシーズンになるとあちらこちらの海では潮干狩りを楽しむ人で賑わっています。
浜下りとして潮干狩りを楽しむのも今の形として伝統を受け継いでいます。
形は変わっても古き良き風習は変わる事はありません。
必要なものは形を変えても残っていくのです。
はまうりと言えば三月菓子を思い出します。
三月菓子とは旧暦3月3日の桃の節句に作る琉球時代からの伝統的な揚げ菓子です。
サーターアンダギーとよく似たお菓子で、アンダギーは丸い形をしていますが三月菓子は細長い四角い形に縦に2本の切り込みが入っています。
アンダギーよりサクサクした食感です。
昔はよく食べましたが最近はあまり見かけません。
一年中お菓子として販売されているそうなので、今度見つけたら幼い頃を思い出しながら食べてみたいです。