屋敷拝みの方法

旧暦8月の屋敷拝みはノロの祭祀ではなく、個人の拝みです。

住んでいる屋敷の神々様に感謝を伝える拝みなので、各個人での拝みとなります。

 

 

 

ノロ殿内での屋敷拝みの方法を紹介します。

 

集合住宅の場合

1・ヒヌカン(ヒヌカンがない場合は必要ありません)

旧暦、新暦の日付・住所・家族の名前と干支を報告し、屋敷拝みを始める挨拶をします。

 

2・トイレの神様(フールの神様)

ヒヌカンと同じ挨拶をしてから、この地に住まわせていただいている事への感謝を伝えます。

健康・和合・豊さ・安寧を祈願します

 

3・玄関(家の中から外に向かい)

トイレと同じです。

 

 

 

屋敷の場合

1・ヒヌカン(ヒヌカンがない場合は必要ありません)

旧暦、新暦の日付・住所・家族の名前と干支を報告し、屋敷拝みを始める挨拶をします。

 

2・東(アガリぬ神々様)

ヒヌカンと同じ挨拶をしてから、この地に住まわせていただいている事への感謝を伝えます。

東は健康に関して祈願します。

 

3・南(ヘーヌぬ神々様)

挨拶、感謝を伝え、南は和合を祈願します。

 

4・西(イリぬ神々様)

挨拶、感謝を伝え、西は豊かさ祈願します。

 

5・北(ニシぬ神々様)

挨拶、感謝を伝え、北は安寧を祈願します。

 

 

 

簡単に拝みの方法を紹介しました。

拝みの方法は地域でも個人でも違います。

屋敷拝みの方法を母親に確認したら「ありがとうを伝えるのが拝みだから自分の出来る様に拝んだらいいんだよ。拝みに間違いも何もないよ」と話していました。

 

 

 

間違った拝み方をしてはいけないと不安になる。

拝みごとを大事に思っている人こそ、不安になるのですね。

不安に思う気持ちは神仏様を思っている証拠です。その思いも全て神仏様に伝わっています。

 

 

拝みに間違いなどありませんので不安になる必要はありません。

真心で神仏様に向き合うことで、感謝の思いは届きます。