今日は春分の日でお彼岸ですね。
スーパーにはお饅頭や果物など、沢山のお供え物が並んでいました。
彼岸という言葉はもともと仏教の言葉であり、意味としては煩悩を脱したり悟りの境地の事を指しています。
数々の煩悩に打ち勝ち悟りの境地に達する事が出来るよう、修行を積む期間という意味合いもあるそうです。
お彼岸というと先祖行事というイメージでしたが、お彼岸にお墓参りをするという習慣は日本独自のものだそうです。
友人からお仏壇にお供えする物について相談がありました。
普段の食事をお供えする予定だったが、スーパーに並んでいるお供え用の品の数々を見ると心が揺らいだのだそう。
その気持ちとてもよく分かります。
お供え物は何でも良いと言われてもお供え用として並んでいる品を見ると、その品をお供えした方が良いのかなと思ってしまいます。
お供え物のひとつひとつに意味が込められているので決まったお供え物があるのですが、形に拘らず真心が込められている事が1番です。
物のない時代も神仏様、ご先祖様への祈りは欠かす事なく行われていました。
真心を届けていたのだと思います。
神仏様やご先祖様を思う気持ちをお供え物に込めています。
美味しいご馳走を食べて欲しい、美味しいお菓子を食べて欲しい。
神仏様、ご先祖様を思いお供えしています。
お供えした物のお下がりを頂く事でご加護が得られます。
「ウサンデーサビラー」と声をかけ、美味しく頂きましょう。
「お供え物に決まりはあるの」と気にかける。
その心配りこそ神仏様、ご先祖様への真心です。