「騙された人が成功者となり、騙した人が不幸になる。不思議だね」
成功した経営者の言葉です。
新規部門を立ち上げる度に騙されて大金を捨てるハメに立たされたが、不思議とその後に幸運が舞い込んできたそう。
悔しくて腹立たしいことがこれでもかこれでもかと襲ってきた時代があったが、その人達のその後の事が風の便りに伝わってくる度に、騙した人は倒産したりと一人として成功していなかった。
神様は見ているのかと不思議でなりません。そう語っています。
騙されても諦める事なく信じた道を真っ直ぐに進んだ結果、掴んだ成功。
「お天道様は見ている」のですね。
渋沢栄一さんが残した言葉です。
渋沢さんは明治時代から「お金と信用」「お金と人柄」の問題について深い思索をめぐらせてきた偉人です。
「高尚なる人格をもって正義正道を行い、しかる後に得たところの富、地位でなければ完全な成功とはいわれないのである」
同じ成功でもみんなから「すごいね」「立派だね」と心から言ってもらえる人と、言ってもらえない人がいる。
人を騙して大儲けした人が言ってもらえない人である。
何故なら、その人は自分の事しか考えてこなかったから
同じ成功かもしれないが本当の成功ではない。
本当の成功者は世のため、人のために頑張った人なんだよ。
成功の陰には「お陰様」があります。
一人の力で成功した人はひとりとしていません。
陰で支えてくれた人のお陰で掴めた成功です。
夢を叶えるのも成功を掴むのも全て、人として真っ当な生き方をしているかどうかが重要なのですね。
力を貸してもらえる人である事。
「すごいね」「立派だね」と言ってもらえる人である事。
その人の人となりが1番の力になるのです。