去った土曜日、海洋博記念公園で花火大会が行われました。
その日はノロ殿内の前の道路が渋滞するという珍しい1日でもあります。
むかしむかし、まつおばぁと一緒に家の前でイスに座り夕涼みをしながら途切れる事のない車をただ眺めていたのを思い出します。
車のライトの光がどこまでも続く光景は見ているだけでワクワクしたのを思い出します。楽しかったですね。
普段なら海洋博まで車で20分程度の距離ですが、花火大会の日は2、3時間かかります。
帰る時の渋滞は凄いです。
土曜日は今帰仁に帰っていたのですが、渋滞と重ならないように花火が終わらない時間に急いで今帰仁を後にしました。
子供の頃は渋滞も楽しめていたのに、大人になると避けたいものです。
あげパンが気になり琉願の木を訪れるお客様が多いのですが、あげパンを買ってすぐに帰る人と店内に飾られた写真やお守りに興味を持つ人とに分かれます。
あげパンを買うために店内に入ってきた観光客がお守りに興味を示していたので、裏が参拝所だと伝えると。
「何年も前から沖縄に観光に来ていてノロ殿内の前を何度も通っていたけど今まで気づかなかった」と話していました。
体調が思わしくないと話していたので「健康祈願で県内中から参拝に訪れていますよ」と説明すると、是非参拝させて頂きたいと琉球の参拝方法で手を合わせていました。
参拝した後、体感した事を伝えたい様子で言葉を探していて。
「ミントみたいなスーッとしたものが頭から体に入ってきた。何か分からないけど入ってきた気がする。体が熱くなってるよ」
「なんか凄いね、初めて体感した」と一緒に来た方に必死に伝えていました。
友人達があげパンを買っている間、車で待っているつもりが何故か引かれるようにお店に入ってきたそうで。
「自分の為にここに来たのかもしれない。呼ばれたのかもしれませんね、有り難いです」と感謝していました。
「これからも沖縄には行く予定なので、その際にまた寄らせて下さい。」と笑顔で帰って行きました。
今まで何度も前の通りを通っていたが気づかず、ある日急にこの場所が気になり寄ってみたいと思った。
そう話していた人は今までに何人もいます。
話を聞いていると全てその人にとってベストタイミングでした。
人との出会いも場所との出会いも全てタイミングがある気がします。
特に人との出会いはその人にとってのタイミングがあると感じます。
「今、出会いたかった」「あの時、出会わなければ〇〇にはならなかった」
そう感じても結果的にベストタイミングで出会わされているのです。
嫌な人だと思っていてもその人のお陰で強くなる事が出来たり、反面教師としての学びを得られたり。
一見、嫌な出会いの様でも振り返ってみた時、あの出会いのお陰で今があるという風に感じられると思います。
出会いに「良い出会い、悪い出会い」などないのです。
全ての出会いは必要だからこそ、神々様が結んでくれたご縁なのです。
人との関わりで学べる事は沢山あります。
それが魂の成長に繋がっていきます。
出会いに良い悪いなどなく必要だから出会いがあるのだと気づく事で、人間関係も楽になると思います。