最近友人と「煩悩」について話す機会がありました。
今まで特に煩悩について考えた事もなく、煩悩についてよく知りませんでした。
「煩悩」とは人間の苦の原因、人間の欲とも言われています。
煩悩は108あると言われ、特に三毒について気をつける様にと言われています。
除夜の鐘が108回ですね。
清く澄んだ心で新年が迎えられる様にと、108回の鐘を鳴らし煩悩を追い払っているそうです。
三毒「貪、瞋、痴」を知ると人は自分で自分を苦しめている事に気づきます。
欲しいものに対して執着する心「貪」
怒り、憎しみ、妬みの心「瞋」
愚痴、愚かさ「痴」
執着するのも、怒るのも、憎しみや妬みを持つのも愚痴を言うのも全て自分自身。
煩悩が人間の苦の原因ならば、自分で自分を苦しめていますね。
そう分かっていても三毒を取り除くことは難しいです。
生きていく中で怒りも湧いてくるし、愚痴だって言いたくなります。
人間は未熟な生き物です。
未熟だからこそ成長する為にこの世に生まれてきたのだから。
三毒に支配されずに過ごすにはどうしたらいいのでしょうか。
それには自分がいかに三毒に支配されているのか気づく事です。
2人の人が同じものを見ていたとして、三毒に侵されている人は見ている光景が歪んで見えています。
同じものを見ていても、見ている人によって天国にも地獄にもなるのです。
起きている出来事はひとつなのに。
見ている自分自身の問題だと分かりますね。
三毒が顔を出したら自身を振り返り、何が三毒の原因なのかを考える事です。
起きている出来事や相手の問題ではありません。
自分の中の問題です。
自身の問題なので解決するのも簡単です。
友人は三毒に支配されない様心がけ、幸せに過ごしています。
心がけひとつで三毒をなくす事が出来るのですね。
人生から苦をなくす事が出来たら、幸せな日々を過ごせます。
三毒に支配されない人生を送っていきたいものです。