今日は旧暦 12月15日、旧暦の拝みの日です。
毎月旧暦1日、15日はヒヌカンがある家庭では欠かせない大切な拝みの日です。それ以外にもヒヌカンの行事は数多くあります。
もうすぐ火ヌ神様が天へ昇る、火ヌ神様をお見送りする日が来ます。
旧暦12月24日「御願解き」です。
一家の守護神である台所の火ヌ神様が1年間家庭で起こったことをウティンヌカミ(天界にいる神様)に報告するため、天へ昇ります。
天に昇る火ヌ神様をお見送りするのが旧暦12月24日です。
お見送りする前に1年間の拝みを解きます。
拝みの中で最も大切な拝み「御願解き」です。
ヒヌカンは台所に祀られており家庭を守る女性が家内安全や健康祈願の他日々の事も話す神様であり、屋敷に住む神々様へ連絡する役割もあります。
ヒヌカンを通してご先祖様や神々様と会話をする窓口とも言われています。
1年間、家族を想い祈願してきた祈りを感謝を込めて解きます。
御願解きが終わると火ヌ神様は天界の神々様へ1年の出来事を報告する為に天に帰ります。
12月24日から1月4日までは火ヌ神様は天に帰っているので、その間にヒヌカンの掃除をします。
1月4日に天に帰った火ヌ神様をお迎えします。
火ヌ神様はウチナーンチュにとってとても身近な存在です。
どんな時でもヒヌカンに手を合わせています。
火ヌ神様は台所で家族を見守りいつでも側に寄り添っています。
1年の出来事を天界に報告。
神々様はいつでも人々がどんな生き方をしているのか見ているという事ですね。
神々様に恥じない生き方を心がけ、1年の終わりには天界の神々様に褒めてもらえるような報告が出来るよう日々努力です。