12月に入ったかと思ったらあっという間に10日も過ぎてしまいました。
師走に入るといつも以上に時の早さを感じます。
12月と言えば年末大掃除
心新たに新年を迎える為に大掃除は欠かせません。
掃除というとまずは物を捨てる事から。それがなかなか思うように進みません。
この1年で1回も使わなかった食器や、1度も着なかった服は捨てようと思うのですが「もしかしたら着るかも」とか「まだ使える食器なのにもったいない」とか。
なかなか捨てられないのです。
「物を大切に」と小さい頃から親や学校から教えられてきました。何でも簡単に手に入る時代ではありませんでした。
それなので使えるのに捨てるという事にはやはり抵抗があります。
親が物を捨てない事を「使いもしないのに」と怒っていましたが、自分も同じです。
親に何も言えませんね。
絶対に使わないと分かっているのに捨てられないのは、物を大切にというより執着だそうです。
「手放せない」「捨てられない」
「もったいない」という事に執着し、捨てる事に抵抗を感じていたのですね。
断捨離とは「もったいない」という固定概念に凝り固まった心を断行、捨行、離行する。
断とは「入ってくる不要な物を断つ」
捨とは「不要な物を捨てる」
離とは「モノへの執着から離れる」
自身にとって本当に必要な物を見つめ直す事が断捨離だそうです。
断捨離とは物だけに限らないのです。
自分にとって何が必要で、何が要らないのかを見つめ直す良い機会。
物だけでなく人生についても断捨離は必要ですね。
禅に「喜捨」という言葉があります。
初めて聞いた言葉でした。
喜捨とは「惜しむ事なく喜んで捨てる」こと
お寺や神社でお賽銭を投げる事を表現しているそう。
「ひとつ捨てることは、執着からひとつ離れること」
喜んで捨てるということは、執着から離れられるという事だそうです。
捨てることで身も心も軽くなる。
断捨離で身の心も軽くして、空いたスペースに心地よい風を吹かせましょう。