色の持つ不思議

明日から12月ですね。

今年も残すところあと1ヶ月です。時が経つのはあっという間です。

 

12月に入るというのに沖縄はまだ暑い日々。半袖で十分過ごせています。

衣替えのタイミングも掴めないですね。

まだしばらくは暑い日が続くそうです。

 

 

今年は県外から沢山の参拝客が訪れてくれました。

琉球の歴史を好きだという方も多く、琉球の祈りに興味を持って頂き嬉しかったです。

 

 

 

先日県外から導かれる様に訪れた方がいました。

勾玉が盗まれ一年半後に戻ってきたという話をしていたら。

勾玉のケースの事について教えてくれました。

 

 

琉球王府から下賜された勾玉、かんざし。

ケースは首里城と同じ朱色の木箱でしたが、盗まれ戻って来たときにはケースが変わっていました。

戻ってきたケースはとても丁寧に作られていますが、元の朱色のケースが戻ってこなかったのはとても残念です。

 

 

 

先日、参拝に来て頂いた方は研究を行っている先生で、首里城の朱色の話をしてくれました。

朱色の原料は「辰砂」という硫化鉱物。

赤色硫化水銀だが水銀の中で害はないと話していました。

朱色の原料なんて考えた事もありませんでした。水銀のひとつだったのですね。

琉球王国時代に朱色は貴重な色であったはずと。

だから勾玉が盗まれた時、朱色の木箱は返ってこなかったのかもしれません。

 

「元の朱色の木箱に戻せたらいいですね」とおっしゃっていました。

いつの日か朱色の木箱が作れたらいいなと思っています。

 

 

朱色は鳥居にも使われています。

赤色は太陽神を表していたそうです。朱色を使っていたのは日本がいかに太陽信仰であったかという事だそうです。

 

鮮やかな朱色に彩られた首里城は王国の歴史、文化の息吹を伝える雄姿であり、沖縄のシンボルそのものなのだそう。

 

 

朱色の原料の「辰砂」は別名「賢者の石」

また朱色は魔除け、不老不死の色とも言われていました。

朱色にはとても深い意味が隠されていたのですね。