沖縄で古くから大切にしている伝統行事のひとつ「門中拝み」
親族一同で沖縄の聖地巡礼をします。
祖先を敬い、自然の恵みに感謝する。琉球の精神文化に触れる旅と言われています。
「東御廻り(あがりうまーい)」と「今帰仁上り(なきじんぬぶい)」があり
東御廻りは南部を中心に巡礼し、今帰仁上りは今帰仁を中心に巡礼します。
東御廻りは開闢神アマミキヨにちなんだ遺跡を廻りますが、アマミキヨの一族が北山を開いたとされ今帰仁城も信仰の対象になったと伝えられています。
門中拝みは秋頃に行われています。
巡礼拝所にノロ殿内も入っているので、今の季節は門中拝みの方々で賑わいます。
昔はマイクロバスや観光バスをチャーターして訪れる門中が多く、ノロ殿内の前には何台もの観光バスが並んでいたのを思い出します。
時代は流れ世代交代と共に門中拝みの人々は減ってきていますが、それでも次の世代に「先輩方の想い」や「神々様や自然に感謝すること」がちゃんと受け継がれていて、今でもこの時期は門中拝みの人々で賑わいます。
門中拝みに来た際に龍眼の木がとても気になったが限られた時間での参拝だったのでゆっくり見ることが出来ず。
どうしてももう一度会いたかったから日を改めて来ましたと。
龍眼の木に会いに来ている方々がいました。
同じ日にもうひと組参拝に来た方がいました。その方は以前お店の前まで来たことがあってその時に龍眼の木がとても気になったと話していました。
お店の裏にある木というだけで特に気になることはないと思うのですが、何故か気になったというのは不思議ですね。
龍眼の木の話を聞いて何故気になったのか納得していました。
「何故か気になる」
誰でも持っている感覚ですが、実はとても大切な感覚なのかもしれない。最近そう思っています。
「気」とは生命、意識、心の状態
「気になる」とは心に引っかかる、気にかかる
生命が反応、魂が反応しているのを教えているのですね。
何故か気になる
そう感じた時、心の声に従い動いてみようと思っています。
ノロ殿内に訪れた方々が「何故か気になったから来ました」という声を聞くたび不思議でしたが。
「来てよかった」と笑顔で帰って行く姿を思い出すと、「気になる」という感覚が神々様からのメッセージなんだと改めてそう思いました。
何故か気になるという感覚や内から湧き起こる直感を大切にする事は、自分の足で歩くことの第一歩です。