旧暦9月15日 クバの御嶽の祈り

今日は旧暦9月15日。「ウプウガン」の日でした。

 

クバの御嶽にて民の無病息災、子孫繁栄の祭祀を執り行いました。

クバの御嶽の入り口に案内をかける場所があり、そこからウタンカー(御嶽まで行けない時に入り口から御嶽に向かって祈ること)しました。

 

クバの御嶽にはノロと村の区長が参加します。民を代表して御嶽で祈りを捧げます。

村の住民は今帰仁城内にある「サカンケー」でノロを待ちます。

ノロがクバの御嶽から戻りサカンケーで祭祀を執り行った後、村の住民はクバの御嶽に向かいサカンケーより祈りを捧げます。

 

 

クバの御嶽で願いを立て「タティウガン」し、サカンケーで祈りを解く「フトゥチウガン」をします。

解く祈りは感謝の祈りです。

村の住民と共に感謝の祈りを捧げます。

 

ノロの祭祀は1年間で数十回ありますが、その中の数回は村の住民も参加します。

ご高齢の方々が手を引かれながら歩いて参加し「ウートートー」と手を合わせる姿を見ていると、神々様を敬い「ウートートー」に込めた想いが伝わるようで胸がいっぱいになります。

 

「ウートートー」とは「御尊い」

最高の尊敬の念を表しています。

 

小さいお子さんから先輩方まで「ウートートー」と手を合わせる沖縄の祈りは、とても尊い祈りです。

 

 

「タティウガン」はノロが民を代表して神々様に祈願し

「フトゥチウガン」は民もノロと共に感謝を捧げます。

 

 

琉球の祈りはお願いよりも感謝の祈りを重んじています。

願いは言わずとも神々様は全て知っています。それを分かっているので神々様の前に手を合わせると「ありがとう」の感謝の想いが溢れてくるのでしょう。

 

「ウートートー」のひと言が全てを物語っています。