ある番組で神社に参拝に来ていた親子にインタビューしていました。
「何故、参拝に来たのですか?」の問いに
「お礼参りに来ました」と答えていました。合格したのでそのお礼を伝える為に来たそうです。
合格祈願をして願いが叶ったのでお礼を言うのは当たり前。
そうだと思いますが祈願した場所に出向きお礼を伝える人は少ないでしょう。
願いが叶った喜びで祈願したことは忘れてしまっている人の方が多いと思います。
祈願したらお礼を伝えるまでが祈りです。
叶う、叶わないではありません。
神々様にお願いしたのだから、聞いて下さり有難うの感謝の祈りを捧げるのです。
ノロの祈りは感謝の祈りです。
五穀豊穣、子孫繁栄、航海安全等の祈りをノロ殿内の神棚で捧げます。
その次の日に今帰仁城の拝所で感謝の祈りを捧げ、願いを解きます。
「フトゥチウガン」解く祈りを重んじています。
お願いするよりありがとうの感謝の祈りを大切にしています。
願い事をしたのだから必ず「ありがとう」の感謝を伝えなさい。
叶ったから「ありがとう」ではないと教えています。
祈りを捧げる時は願いがあるからでしょう
祈願する事で気持ちが楽になるなら、祈願することは良いことです。
忘れていけないのはお願いしたら、きちんとお礼を伝えることです。
今いる場所で心から感謝を伝えたら、綺麗な祈りが神々様に届きます。
何を言わずとも神々様は知っています。
不安な気持ちで祈りを捧げる必要などありません。
感謝の祈りを捧げるだけで想いは十分に伝わります。だから大丈夫です。
穏やかな気持ちで「ありがとう」を伝えましょう。