2018.05.11
教員、校長を務め60才で定年し13年間で1370回、富士山登頂した男性の事が以前テレビに取り上げられていました。
家から富士山まで車で2時間かかるそうですが、天気の良い日はほとんど毎日登っているそうです。
「何故登ろうと思ったのか」の問いに
「自分の様な人でも教員として仕事をさせてもらった。自分はとても弱い人間である。
自分自身を強くする為にあえて嫌いな登山をしようと思った。」と話していました。
自分を変えたい、強くなりたい
その思いだけで13年間、登り続けているのだそうです。
どれほど強い信念の持ち主なんでしょうね。
登山途中で出会う子供達に「こんなキツイ山を登れるんだから、これから先どんな事でも乗り越えられるよ」そう声をかけていました。
自分との戦い
人生は本当にそうですね。常に戦っている相手は過去の自分自身です。
「常に自分が1番でありたい」
それは比べる対象がある時だけの事です。
例えば勉強であったり、スポーツであったり。
それは競いながら成長していくもの。
負けたくない!そんな思いが自身を成長させる糧になります。
「人と人を比べる」
それは成長に繋がりません。
何故なら、人はひとりひとりかけがえのない存在だから。
比べること自体、無意味です。
人と比べたがるのは自分が上だと優越感に浸りたいから。
相手を意識しその人に勝ちたいと思っているのです。
勝ちたい!そう思っている相手に負けたくない何かがあるのかもしれませんね。
人間性に勝ち負けはありません。
比べていいのは過去の自分と現在の自分です。
昨日よりは今日、今日よりは明日。
少しでも成長する事が人生の課題なんですね。