渋沢栄一著「至誠と努力」
1915年に出版された講和録を、現代語訳した一冊です。
至誠(しせい)とは、きわめて誠実なこと。
またその心。真心。
本文より
古くから使われてきた言葉だが、どんなに時代が変わっても人間が生きていく上で輝きを失わない大切な心だ。大きくいえば国家や世界が、身近に例えるならあなたやあなたの家族が、幸せな人生を送るために最も大切な土台となる精神である。
激動の91年の生涯で彼が貫いた生き方が「至誠と努力」の五文字に集約されていると言っても過言では無いでしょう。
きわめて誠実な生き方と努力を。
とても深いメッセージです。
激動の時代を生き抜いてきた先人たちの声には、生きる術が隠されています。
迷った時、悩んだ時、苦しい時。
先人たちの声に耳を傾けてみて下さい。
きっと、あなたの求める何かが得られると思います。
渋沢栄一というタイトルに惹かれ図書館から借りてきた
「至誠と努力」
たった五文字に、今必要な大切なメッセージを頂いた気がします。
必要なメッセージは本や、誰かの声や、ふと目にした文字や、テレビの中など。
あの手、この手を使い伝えてきます。
気づいてくれるまで、受け取ってくれるまで、手段を変え伝え続けています。
大切なメッセージを受け取れるのは、その答えを必要としているあなただけ。
自分を信じ、心を開き、メッセージを受け取ってください。
本文より
「自助」だけでいいのか。
国を豊かにするには、どうすればいいのだろう?自分のことだけ考えていればいいのか。
だが、それで国家の隆盛をいつまでも維持できるだろうか。
つまり、
「自らを助ける」と「互いに助ける」
「自分を愛する」と「他者を愛する」
「自らを高める」と「他者を尊重する」
自助と互助。
もしくは自愛と他愛、自尊と他尊。
これはかなり研究すべきテーマだと思う。
パッと開いたページの、渋沢栄一氏の言葉です。