旧暦の5月15日 クバの御嶽で祭祀が執り行われました。
今帰仁城跡にあるフイ殿内でフトゥチウガンの後、クバの御嶽、サカンケーに続きます。
今帰仁城跡の広場からクバの御嶽へ向かい遥拝します。
サカンケーでの祭祀は集落の人々も参加します。
前日に「〇時に拝みがあります」と公民館から放送し、集落の人に伝えます。
サカンケーでノロの祭祀が終わったあと、個人の拝みになります。
お線香やお酒をお供えし、個人個人で家族の健康を祈願します。
集落の人々の祈る姿を見ていると、この先もずっと琉球の祈りが無くなることはないと思いました。
ノロ制度が廃止になっても祈りが途絶えなかったのは、人々が祈りを重んじていたからであり、人々にとって祈りはなくてはならないものだったからです。
古来より祈りがあります。
祈りがなくなった事など、一度もありません。
「必要なものは無くならない」と言います。
人々にとって祈りは、必要なものなのです。
なぜ、人は祈るのかというと、祈りには力があるからです。
力があるから、祈りが無くならないのです。
これまでに数々の奇跡を体験している人は、祈りの力を知っていると思います。
真の祈りの力を知ると感謝せずにはいられません。