人に対して感じることは自分の中にも持っているから。
自分の中にあるものを目の前の人に映し出される。
写し鏡と表現されています。
相手に嫌な部分が見えた時、その嫌な部分は自分の中にもあるということです。
自分も持っているから嫌だと感じるのですね。
写し鏡とは少し違いますが同じ場所であっても人によって全く違う空間となる事があります。
「ここは神仏様が宿っていてとても気持ちの良い空間です」とある人は言い。
「ここに神仏様はいない」とある人は言う。
神仏様が宿っているという人にとっては気持ちの良い空間となり、神仏様はいないという人にとっては何も感じない空間になるのです。
同じ場所で神仏様が感じられる人と感じられない人がいる。
神仏様の存在が感じられる人は、神仏様と共にいるから。
神仏様の存在が感じられない人は、神仏様と共にいないから。
目の前の神仏様があなたの中にいる神仏様を映し出しているのです。
不動明王様があんなに怒っているのは「そんな馬鹿な事をやっていたらお前は幸せにならないぞ」という理由だそうです。
とても愛が溢れていますね。
やましい事がない人には決して怖い顔には見えないそうです。
やましい事があると怖い顔に見えてしまう。
自分の心がそう見せているのです。
神仏様も時には写し鏡として、人の心の内を見せてくれるのですね。
いろんな感情が湧き起こった時は外を見るのではなく、自分の内を見ることが大事です。