旧暦12月24日「ウガンブトゥチ」です。
1年間の感謝をお祈りします。
スーパーには沢山の「ウチャヌク」が並んでいました。
ウチャヌクとはお供え用のお餅で「御茶の子」の方言です。
沖縄の拝みに欠かせないウチャヌク。大、中、小のお餅を3段に重ねお供えします。
大、中、小のお餅の大きさは
天、地、海。
今の世、中の世、御先世。
天、地、龍神様。
天、地、自分。
地域によってウチャヌクの大きさに込められた意味が違う様です。
白いお餅は「真っさらな気持ち」や「純白な心」を意味しています。
お供え物ひとつひとつに深い思いが込められているのですね。
お供えで1番大事な事はお供えした物は頂くという事です。
「ウサンデーサビラー(お下がりを頂きます)」と手を合わせお供えした物を頂きます。
神仏様のお下がりを頂く事で神仏様、ご先祖様の御加護が得られると信じられています。
沖縄ではウチャヌクをお供えしますがお餅が食べられないという人は、ウチャヌクをお供えする必要はありません
お供えした物は頂く事に意味があるので食べられない物をお供えし捨てるくらいなら、美味しく頂ける物をお供えした方が良いです。
風習や習わしは大事ですがそれに囚われ過ぎると、心からの祈りを捧げる事が出来なくなってしまいます。
祈りとは真心です。
真心を込めた感謝の祈りは真っすぐに神仏様に届きます。
ウガンブトゥチを終えると火の神様は天に帰ります。
火の神様がヒヌカンに戻る新年までにヒヌカンの掃除をします。
綺麗なヒヌカンで新たな1年を見守って頂ける様、心を込めて綺麗にします。
火の神様お迎えは旧暦1月1日の地域と1月4日の地域があります。
ヒヌカンを綺麗に掃除しお迎えしたいと思っています。