大拝みを無事に終えホッとしていますが大拝みの日のある出来事が忘れられず、その日からずっと考えています。
大拝みを終えノロ殿内に戻ると、お二人の方が参拝していました。
しばらくすると別の参拝客が来たので「今、参拝している方がいるのでしばらく待ってもらえますか」と声をかけると「また、後で来ます」と出掛けていきました。
30分くらい経って戻られたのですが前のお二人はまだ参拝していたので「まだ、終わっていませんね」と声をかけると。
「お二人が参拝を終える様子がないので待っている間、出たり入ったりしていました。ここに戻ってきたのは3回目です。」「他にも何台も車が帰って行きましたよ」と。
話によると私達が大拝みに向かったお昼過ぎから大拝みを終え戻ってきた2時過ぎまで。2時間以上も神棚の前にいるとの事でした。
神棚の前で師匠が弟子に神事?を教えているのか、神棚の前で判断をしているのか。詳しい事は分かりませんが参拝している様子ではありませんでした。
「私達はまた出直します」と話していたのですがお昼過ぎからずっと待っていてくれたので、神棚の前に座っているお二人に声をかけさせてもらいました。
(参拝にどれほど時間がかかっても心ゆくまで参拝して欲しいと思っているので、こちらから声をかけた事は今まで一度もありません。)
「申し訳ないのですが参拝したい方々が待っているので」と声をかけると。
神棚に向かって椅子に腰掛けていた女性が振り向き「終われって事ね?」と一言。
思わぬ言葉に驚きましたがそれでも待っている方の為、またその日は撮影が入っていてテレビ局の方が到着していた為
「これから撮影が入っていますし、待っている方もいらっしゃるので」とお願いしました。
「その人達は何分で終わるの?」と聞かれたのですが「終わる時間は分かりません」とお伝えするとお二人は顔を見合わせ怒った様子で荷物を片付け始めました。
お怒りだったので「撮影の方には10分ほど待って頂くので、その間どうぞ」と声をかけました。
撮影の方々と琉願の木で談笑しながら20分ほど時間を潰しましたが、これ以上待たせる事は出来なかったのでもう一度「あと、どの位かかりますか」と声をかけると。
「あと10分はかかる」との返事。
「撮影の方々の時間もありますので」と伝えると、そこから気分を害したのかお怒りになってしまいました。
今日は大拝みだから参拝客が多いのだと伝えましたが「それは(大拝み)知らないで自分たちは来てる」と。
土日は参拝客が多いのでゆっくり参拝したいなら平日が良いと思いますと伝えると
「この人は平日仕事なんだよ。土日しか来れない」とか「これから〇〇市まで帰らないといけないのに」と撮影を待つ時間はないのだと言いたい様子。
終いには神棚に向かって「今日は良くない日だ」と大きな声で言いながら、広げているノートやらお供え物を片づけていました。
敷地内に車を止めエンジンをかけたまま待っていましたが、30分過ぎたくらいに帰って行きました。
神棚に向かい「今日は良くない日だ」と言われ神々様に申し訳ない気持ちになり。
遠く今帰仁まで来てくれた方々が、参拝出来ずに帰った事が申し訳なく。
怒って帰ったお二人はどんな気持ちで帰ったのだろうと思うと色んな気持ちが入り乱れ、その日は寝つけませんでした。
琉球王国時代、王様も参加したと言われる年に一度の国と民のための祈りが「大拝み」です。
大拝みの日に「太陽神様」を祀る神棚の前で、神事?をしている方に見せられた出来事。
神仏様は何かを伝えたく、またそれを発信して欲しくて見せたのだと感じました。
ずっと考えていて気づいた事があります。
神仏様は大切な事を伝えたかったのかもしれません。
長くなりましたので、続きは後ほど。