煩悩の代表格が「貪、瞋、痴」の三毒。
三毒のひとつ「貪」むさぼりです。
貪りとは「むやみに欲しがる」こと。欲のことですね。
人間が生きていく為には欲が必要です。
食べたい、眠いなど欲求がなければ生きていくことは出来ません。
あれもこれもとむやみに欲しがると毒になるという事です。
何故「もっと、もっと」と欲しがるのか、そこが問題なのだと思います。
家を建てる、旅行に行くなど目的があってそれに向かう為に「もっと、もっと」という気持ちは頑張れる糧になります。
目的もなく「あの人が持っているから〇〇が欲しい」「ブランドを身に付けていたら自分の価値が上がるから欲しい」など
他者と比較する為に「もっと、もっと」と求める事が「貪」になってしまうのでしょう。
物の力で自分の価値を上げたいのですね。
人に認められたいが為に欲しているので終わりがなく、ひとつ手に入れてもまた次を求めてしまう。
むやみに欲しがる「貪欲」ですね。
隣の芝生は青いものです。
比べる意味などありません。
お金が1番「貪」が現れますね。
これで十分だと思える額がないからです。
1億円あったら幸せになれると思っている人が1億円を手に入れたら次は2億円と。永遠と求め続けます。
お金があったら幸せだと思っているので満たされる事はないでしょう。
「まだ足りない」と終わりがないのがお金ですね。
大切な事は「他人と比べない」「足るを知る」事。
これで十分です。
そう思えると幸せを得られます。
心が満たされる事が1番ですね。