今日は旧暦12月31日「トゥシヌユールー」です
トゥシヌは沖縄方言で「年の」ユールーは「夜」
年の夜といい、今年最後の年の夜という意味です。
夜にお仏壇にご馳走をお供えし、1年の感謝のウートートーをします。
明日は旧正月です。
ノロ殿内では新正月はそれぞれの家庭で過ごし、旧正月に親族一同集まり新年を祝います。
旧正月には今帰仁城址にある旧今帰仁ノロ殿内に、親族一同でご挨拶に伺います。
勾玉、かんざしは年に2回、今帰仁城址に上がります。
旧正月と大拝みの2回です。
明日は勾玉、かんざしと、茹でたレバー、豚の三枚肉をお供えし新年のご挨拶をします。
三枚肉は沖縄の行事に欠かせない品です。
レバーをお供えするのは「チムじゅらさーになる様に」との願いが込められています。
レバーを沖縄の方言で「チム」と言います。
「チム」とはハート(心)を表しています。
「チムじゅらさ」とは「心が美しい」という意味です。
「情深い」という意味でもあります。
心美しく、情深い人である様に精進します。
お供え物の「チム」に込めた先人たちの想いだったのでしょうね。
お供えした後「ウサンデー」します。
「ウサンデーサビラー」と手を合わせ、神々様のお下がりを頂きます。
お供え物のお下がりには「精」が宿り、お供え物を頂く事で神々様、ご先祖様のご加護が得られます。
明日は神々様、ご先祖様に新年のご挨拶と共に、心新たに始まりを報告してきます。