今日は旧暦9月1日
1日の祈りの日でした。
旧暦1日、15日近くになるとスーパーにはチャーギ(お供え用)が並びます。
バケツいっぱいのチャーギを目にするともうすぐ1日、15日なんだと気づきます。カレンダーにも旧暦は記載されていますが意識して見ていないといつなのか分からず、慌てることも度々あります。
実家のカレンダーの1日、15日は大きな丸で囲まれています。母は月が変わるとカレンダーに丸をつける事から始めます。
ウチナーンチュにとって旧暦1日、15日は火ヌ神に祈りを捧げる日として風習になっています。先人たちが長年にわたって伝えてきた祈りです。
祈りを意識する日がある事は良い風習だと思います。
普段から祈りを捧げている人も、日々の生活に追われて手を合わせる事が出来ない人にとっても、決まった祈りの日があると意識して手を合わせる事が出来ます。
感謝を忘れることのなかった先人たちの思いを引き継いでいる祈りは、神々様にとっても嬉しい事でしょう。
火ヌ神の前に座り手を合わせると出てくる言葉は感謝しかありません。
今あるしあわせの全てが「おかげさま」だと実感しているから、感謝の言葉が溢れてきます。
感謝の祈りを捧げられるのも今があるからです。
いつでも今に目を向けていると感謝の祈りになります。
未来に目を向けるから不安の祈りになってしまうのです。
見えない未来は誰でも不安です。先が読めないから不安になるのは仕方がありませんが、見えない未来を案じるより今あるしあわせに目を向ける方が気持ちは楽です。
神々様はいつでも見ています。
人間の思うことは祈りを通さずとも知っています。だから大丈夫です。
祈りを通して神々様から安堵を与えられています。
与えられてばかりですね。
私達の出来る恩返しはしあわせになる事。
日々、笑ってしあわせに暮らすことが神々様に出来る恩返しだと思います。
しあわせになって神々様へ恩返しをしていきましょう。