「もったいない」深く考えさせられる言葉でした

昨日は旧暦の8月28日屋敷拝みの日でした。

 

久し振りに兄弟全員そろって家の大掃除から始めました。

思い立った時しか動く事が出来ません。いつかやろうでは中々「いつか」は来ないのですよね。

都合を合わせ集まる事が出来、大人数での大掃除でした。

 

 

80代の両親は物が無かった時代を生きてきました。

滅多に服を買えなかった時代なので、簡単に服を捨てる事が出来ません。絶対に着ないとわかる様な服でも「着るかもしれない」と捨てるのを躊躇するのです。

どこの家でもそんな感じだと聞きました。

 

 

着ない服を捨てる事から掃除は始まりましたが

「これは捨てよう」

「まだ着れるから捨てないよ」そんなやりとりでなかなか進みません。

洋服だけでなく食器や鍋とどんな物でも捨てる事が出来ません。

 

 

「断捨離」がブームになり捨てる事から始めよう。と物を減らす。

空いたスペースに良いエネルギーが入って来ると言われ、空間を作る事が良いと断捨離を勧めていました。

 

 

物がない時代から物が溢れる時代に変わり必要がなくても買ってしまう。使わない物で家の中がいっぱいです。

1年使わなかった物は捨てた方がいいと言われていますが、「もしかしたら使うかも」と捨てる事が出来ません。

私達でさえそうなのだから、親の世代の人は捨てる事が出来ないのは当然ですね。

 

 

「もったいない」日本語の単語です。

仏教用語で「戒めの言葉」だそうですが、「物を大切にしよう」という思いがこもった言葉として使われています。

「もったいない」を十分に分かった上での断捨離は心との葛藤でもありました。

 

 

「もったいない」

物を買うかどうかの時に意識したい言葉だと感じました。

 

 

 

これからの時代は引き算だと聞きました。

増やすのではなく減らしていく。

必要最低限あれば十分だと言う事です。

 

 

これで十分だという事を知っていたら、余計な物を買うことも減っていきます。

今の現状で満足するという事なのですね。

 

 

物を減らすとスッキリしました。

家の中だけでなく心までスッキリした感じです。

空いた空間に良きエネルギーが入ってくるのを体感した気がします。

 

 

家の中がスッキリした後、屋敷拝みをしました。

この土地に住まわせてもらっている事への感謝を伝え、これからもよろしくお願いしますと手を合わせました。