明日は旧暦8月15日「十五夜」です。
「満ち欠けする月の様子」や「作物が月の満ち欠けと共に成長する」ことから
「農作物の収穫」「ものごとの結実」「祖先との繋がり」を連想し、それぞれに感謝し祈るようになったのが十五夜です。
十五夜(中秋の名月)とは、旧暦の8月15日の満月を意味しています。
中秋の名月だけお月見をするのは月がとても美しく見え、お月見するのに最も適しているからだそうです。
五穀豊穣の感謝を込める意味で収穫したお米で作ったお団子をお供えするようになりました。お団子以外に里芋やサツマイモをお供え物に使うことが多いことから「芋名月」とも呼ばれています。
ノロ殿内では旧ノロ殿内(今帰仁城址内)にて15日の祈りを捧げます。
村行事では獅子舞が披露されます。
獅子小屋の前で15日の御願をし、ウフミチ(集落の中の大道)で獅子舞と棒の祭祀を行い、村の安全や世果報(ゆがふ)を祈願します。
昔から続く村行事。
生かされている事を知っていた先人達は、神々様への感謝を忘れたことはなかったのでしょう。
現代まで続く祈りが先人達の思いを物語っています。
今日のお月様、とても綺麗です。
明日は先人達が繋いでくれた今に感謝し祈りを捧げます。