「半分、半分」がちょうどいい

「半分、半分」
先日友人と話していて2人で納得した言葉です。

ひとつの考えに偏ってしまうと真実を見逃してしまう。
何事も半分、半分がちょうどいいという結論に至りました。

 

見えない世界と現実の世界もそうです。どちらか一方ばかりを信じてしまうと大切な事を見逃してしまいます。

見えない世界はあります。それは実感しています。

でも見えない世界ばかりに気持ちを持っていくと、現実を生きる事が出来ません。

 

 

不安や恐怖から逃げ出したくて見えない世界に頼ってしまう。目の前におきた出来事全てに意味付けをし、見えない世界で解決しようとする。

そのループにはまってしまっている人がいます。

自分で解決する術を知らないのでいつまでたっても同じことの繰り返し。不安がなくなることはありません。

 

 

また解決策を探すより何が原因なのか、そこばかりを気にしています。

「先祖の行いが悪かったから」「先祖ごとの不足」「拝み不足」

そう言われてホッとするのです。

 

「原因は見えない世界にあるんだから仕方ない。自分は悪くないんだ。」そう思う事で安心するのでしょう。

見えない世界に原因を持っていく事で、安心を得られるならそれでいいと思います。

 

 

起こる出来事の原因がどこにあるのかそれは誰にも分かりません。現実世界なのか、見えない世界なのか。

それは半分、半分なのかもしれません。本当の答えが分かるのはあの世に帰った時です。

 

大切なのは原因を追求するよりもどう解決したらいいのか、そのことだけを考え前に進むこと。それが解決の近道だと知る事です。

 

 

沖縄には古くから「医者半分、ユタ半分」という言葉があります。

「医者にかかっても治らない、原因が分からない場合はユタを頼ってみてはどうか。見えない世界に原因があるかもしれない」

それを伝えるメッセージです。

 

 

「医者が分からなかったら、ユタに相談するんだよ。」そう解釈されていますが私は違う解釈で受け取りました。

 

 

どんな出来事もどこに原因があるか分からない。だからいろんな方向、いろんな角度から物事を見て考えなさい。

一方に考えが偏ると正しい判断、正しい答えが出せない。

だからいつも中立でいなさい。

「半分、半分」どちらにも目を向ける事が大切だよ。

 

 

先人達はそう教えていたのでは、そんな気がしました。