海神祭3日目の今日は村拝みでした。
集落にある神アサギにて祭祀を執り行いました。神アサギとは集落の神祭りを行う小屋です。
集落の中心にあって元の公民館の前に建っています。腰を曲げてしか入れないくらい低い祠になっています。
村拝みは集落の民の為の海神祭で、地域のノロとして祭祀を務めました。
村拝みを終えると全ての海神祭が終わります
今帰仁城址から始まり村拝みまで今帰仁ノロが祭祀を務めます。
地域のノロは地域の祭祀のみを務めていますが、今帰仁ノロは城ノロとして今帰仁城址の祭祀も務めます。
それなので月に1度、多い月で4、5回の祭祀があるのです。
8月は拝み行事が多くこの先も大きな拝みが控えています。
今帰仁城址で海神祭の航海安全、豊漁、豊作を祈願し(祈りを立てる)その後、龍宮神でニライカナイに向かい航海安全、豊漁を祈り。
最後にノロ殿内の門の前に立ち目の前に見える今帰仁城址に向かい、無事海神祭を終えた事を報告します。
報告が神々様への感謝の祈り。祈願を解く祈りです。
初日に立てた祈りを、翌日に感謝で解く。
感謝を込めて祈りを解く事で、神々様へ祈りが届きます。
これが琉球から続くノロの祈りです。
お願い事をしたら叶ったから「ありがとう」と感謝するのではなく、お願い事をしたら(願いを立てたら)神々様にお願い事を聞いて頂き感謝なのです。
祈るだけで心は癒されます。
神々様に聞いて貰えるだけで安心できます。
祈りを捧げる(神の前で両手を合わせる)だけで自然と感謝の気持ちが溢れてきます。
感謝の気持ちは神々様へと届きます。神々様へと届いていると魂が感じているから安堵出来るのでしょうね。