今日は旧暦7月13日。
旧盆のウンケーでご先祖様をお迎えします。
昨日のスーパーはお盆の買い物客で賑わっていました。
普段陳列しているお野菜が端っこに置かれていて、手前には沢山の果物が並んでいました。
お供え物中心にディスプレイが変わっていましたよ。
ウンケーには「ウンケージューシー」をお供えしてご先祖様をお迎えします。
ジューシーとは炊き込みご飯です。
何故、ジューシーをお供えするのかと疑問でしたが、昔から言い伝えられているお話がありました。
『夫婦と子供の3人で住んでいました。旦那さんが亡くなり、その後子供も亡くしてしまった。奥さんは「自分の子供も守ってくれなかった」と旦那さんに怒ってしまい、お盆のお迎えの日に何も準備しなかったそうです。
家に帰って来た親子が残念がっているところに神様と会いました。「妻は子供も守ってくれなかったとあまりの悲しみに何も準備していないから帰るところです」
と神様に話をすると「それなら自分が話してくるから」と奥さんに会いに行きました。
「悲しみのあまり何もしていません」と話す奥さんに「精進料理は手間がかかるからジューシーを作りなさい。ジューシーは早めに出来るから今からでも遅くないから作ってあげなさい」
そう話したら早速、奥さんはジューシーを作りお供えしました』
このお話がおばぁ達から言い伝えられているそうです。
初めて聞きました。何故ジューシーをお供えするのかにも言い伝えがあったのですね。
ジューシーをお供えする事が出来て良かったとホッとするお話でした。
夕方にはあちらこちらの家の門にはろうそくが灯ります。
ろうそくの明かりの道案内でご先祖様が帰って来ます。
「ウンケーサビラー(お迎えします)」と声をかけ、ご先祖様を迎えます。