2018.06.15
ノロの祭祀は月に1、2回あります。
その季節ならではの祈り。
生きる事に必要な祈りでした。
現在でもノロの祈りは続いていて、ノロが不在な地域でも村の人々が祭祀を執り行っています。
ノロの祈りは感謝の祈りです。
「沢山の稲が実りました。ありがとうございます」
「航海安全でした。ありがとうございます」
「健康で元気に過ごせています。ありがとうございます」
五穀豊穣、航海安全、無病息災。
感謝の祈りを捧げています。
民を代表して感謝を伝えていたのがノロでした。
ノロが祭祀を務めているのが御嶽です。
感謝の祈りを捧げる場なので、御嶽は良きエネルギーに満ちています。
良きエネルギーが神々様に届くと、神々様の喜びに繋がる。
その喜びには深い意味が隠されています。
神様の為に良きエネルギーの祈りを捧げ、神様は良きエネルギーを受け取る事が喜びに変わる
良きエネルギーとは。
神様が嬉しいのは祈り人の心が見えた時だと思いました。
「神様、ありがとうございます」と感謝を伝えられるのは、その人の心が感謝で満たされているから。
感謝で満たされた貴方の幸せな姿が、神様の喜びに変わるのだと思いました。
良きエネルギーを受け取る事が神様の喜びに繋がる。
良きエネルギーとは、貴方の心が幸せに満たされる事。それが神々様の喜びに繋がります。
ご先祖様で考えたら分かります。
ご先祖様の一番の喜びは、子孫が幸せに過ごしている事。
「ご先祖様、とても幸せです。ありがとうございます」こんな祈りが届いたら、ご先祖様はあの世でどれほど嬉しい事でしょう。
それは神々様も同じです。
神々様の為に何が出来るのか。
それは幸せである事を報告したら良いのです。
神々様の一番の喜びは、祈り人が幸せに満ちている事です。
幸せに満たされているからこそ、神々様へ良きエネルギーを届ける事が出来るのです。
ノロ殿内の庭で見つけた五つ葉クローバー
琉願の木に押し花にして飾っています。
沢山の福を招く。皆様へお福わけです。