悩みの原因は自分の中にある

今日は旧暦2月15日「ニングァチウマチー」

麦の穂祭で豊穣祈願の日です。

麦の豊穣を願う御願行事で、琉球王朝時代に最も盛んな御願行事でした。

 

 

那覇市などの都心部ではウマチーを行う地域も少なくなりましたが、南部を中心に集落行事として今でも残っている地域もあります。

今帰仁ではノロの祭祀としてウマチーが執り行われています。

 

2月ウマチーで豊穣を祈願し、3月ウマチーで収穫祭が行われます。

 

 

 

 

豊穣を祈願し種を蒔き、感謝で収穫する御願行事から「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」というメッセージを思い出しました。

自分で蒔いた種とは「自分の身に起こることは全て、自分の過去の行動がもたらしたものである」という意味のことわざ。

自らきっかけを作って蒔いた種(原因)は、自分で刈り取らなければいけないという事です。

 

 

 

 

お金に困っている。

結婚できない。

人間関係に悩んでいる。など人の悩みは尽きません。

一生懸命真っ直ぐに生きている人でも、数々の悩みを抱えています。

悩みの原因は自分の中にあると分かっている人は、いち早く解決策を見つけ出せます。

 

 

 

 

沖縄に多いのが悩みの原因はあの世にあるとの考えです。

先祖供養が出来ていないから災いが起こる。

先祖からの不足が原因で災いが起こるなど。

よく聞くあの世の原因です。

 

 

 

 

自分で蒔いた種は自分で刈り取らなければいけません。

それは全てに当てはまる法則。

ご先祖様も自分で蒔いた種は自分で刈り取るのであって、子孫が代わりに刈り取る事はできません。

 

 

 

 

誰かのせいあの世のせいにしている限り、解決は遠のき苦しいだけです。

悩みを解決したいなら、悩みに真っ直ぐに向き合うこと。

自分に何が出来るのかを考え、行動する事です。

 

 

 

 

先祖供養が出来ていないから悪いことが起こる?

ご先祖様からの不足ごとで悪いことが起こる?

「時には信じ、時には疑いながら、熟慮の末に掴んだ確信であればもはや動かしようがない」

 

この世の悩みの原因は、あの世にはありません。

 

 

 

 

 

これ以上災害、戦争が起こりません様に。

全ての人々が平穏無事に過ごせる世の中である事を祈ります。