屋敷拝み

琉球では土地は神様からお借りしているものだと考えられています。

神様の土地に住まわせてもらっている事への感謝を伝えるのが「屋敷拝み」です。

地域によって違いますが旧暦の2月、8月、12月に屋敷拝みを行っています。

 

 

 

お供え物を用意し、順番に拝みまわります。

ヒヌカンをはじめ、お仏壇、東西南北の神様、門の神様、トイレの神様、玄関と門の間の神様。それぞれの神様に感謝を伝えます。

集合住宅の場合は、玄関から外に向かって拝みます。

 

 

地域によって拝み方も違うので、それぞれの拝み方で感謝を伝えたらいいと思います。

 

 

 

お供え物や拝みの手順、拝みの日程などを気にする人も多いですが、屋敷拝みで最も大切な事は感謝を伝えることです。

 

土地は神様のもの。

神様の土地に住まわせてもらっている事への感謝の気持ちが大事です。

 

 

 

 

自分で拝みをすると神様に通っているのか心配だとよく聞きますが。自分の拝みごとを自分で行わない事の方が疑問です。

自分が住んで、別の人が拝みをする。

そう考えたら何かおかしいと思いませんか。

土地に感謝を伝えるのは、そこに住んでいる人です。

 

 

 

祈りとは真心。

感謝の気持ちで手を合わせる。

それ以上のことは、何もありません。

 

 

 

今いる場所から土地の神々様に感謝を伝えて下さいね。

家族みんなが安心して安らげる場所を神様は届けてくれます。