「不景気になると占いブームが来る」という言葉通り、近年占いが盛り上がっている様です。
占いがテーマの番組もスタートし、ネットでも占いチャンネルが人気だそうです。
「当たってもハズレても所詮占い」
占いに人生を委ねる人はいません。
占いとは違って「霊視」「神様からのメッセージ」「ご先祖様からのメッセージ」など視えない世界に関しては、人によっては絶対的なものになっています。
占いは当たっていないと感じたらそのままスルーして終わりですが、視えない世界に関しては疑問さえ持たず伝えられたまま受け入れる人がほとんどです。
何故なら、伝えられた言葉は神仏様・ご先祖様の言葉だと疑わずに信じているからです。
霊界からのメッセージであっても言葉通りに受け入れて良いものか、自身の判断は必要です。
沖縄では立て続けに二件、霊能者による窃盗事件が起こっています。
他人のお墓から石棺を持ち出す。
斎場御嶽から香炉を持ち出す。
どちらも神様の声に従って持ち出したと話しているそうですが、罪は罪として逮捕されました。
霊能者の手助けをした人もいましたが神様の声だと言っているのを信じ、悪い事をしているという意識がなかったのかもしれません。
神様の声だと伝えられたら、善悪の判断もつかなくなるのです。
たとえ霊界からの言葉であっても、自分なりに考え判断しなければいけない。
そう考えさせられた事件でした。
受け入れるべきメッセージだと感じたなら受け入れ、そうでないと感じたならたとえ霊界からのメッセージであったとしても受け入れるべきではありません。
真実を掴むには自身の感情に耳を傾ける事、そして疑問を持つ事です。
真実を教えてくれるのは自分自身です。