今日は旧暦4月1日。ウートートーの日です。
旧暦1日、15日はヒヌカン拝み。
沖縄に古くから伝わる拝み行事で、今でも各家庭で大事にしている御願行事です。
1日に「家族が健やかに過ごせます様に」と祈願し、15日に「お陰様で健やかに暮らしています」と感謝します。
1日が「タティウガン」15日が「フトゥチウガン」です。
ノロの祭祀は旧暦の14日、15日に「タティウガン」「フトゥチウガン」を執り行うので各家庭での拝みとは少し違います。
旧暦1日、15日と決まった拝みの日があるので欠かす事なく祈りを捧げることができ、祈りが生活の中での習慣になっています。
祈りが習慣化すると感謝の日々を過ごす事に繋がり、祈りが特別なものではなく生活の中での当たり前に変わります。
以前、友人が「祈りのある所に神様は宿ると思う」と話していたのを聞いた時、確かにそうだと納得でした。
今までは祈りの場所だから神様は宿ると思っていましたが、祈りがあるからそこに神様は宿るのだと今までの体験を通して実感しています。
自分の事を尊敬し敬い「いつもありがとう」と感謝してくれる人の力になってあげたい、応援したいと思う気持ちが生まれるのは当然なこと。
それは神仏様も同じです。
祈り(感謝)が届くと祈りを捧げた人の力になり、応援したいと思っています。
祈りのある所に神仏様が宿るのは祈りが天に届いている証拠であり、祈りを通して神仏様に繋がるからなのです。
感謝を届けるのは祈りです。
今いる場所から感謝を届けて下さいね。