人生に不安はつきものです。
不安になるのは未来の危険から身を守るためだと言われています。不安という感情が起こる事でその不安に備えられる。
不安は危機回避に必要な感情です。
「〇〇が起こらないか」「〇〇になってしまわないか」など、まだ起こってもいない出来事に不安になってしまう。
いつも先のことばかりを考え、今を生きていません。
未来を通り越してあの世に帰った後の事まで不安になる人もいるそうで。
人間は見えない事、まだ体験した事のない未知な出来事には不安になってしまうのですね。
同じ出来事でも不安になる人と、全く気にならない人がいます。
「大丈夫」と捉えるか、「ダメだ」と捉えるか。
その人の考え方によって不安が作られていくからです。
人の考え方によって不安が生み出されてしまうなら、不安は想像でしかありません。
自分自身で不安を生み出している事に気づくだけで不安の半分はなくなりますね。
問題は見えない世界での不安です。
「〇〇をしなければ災いが起こる」「ご先祖様が苦しんでいるから〇〇しなさい」
「〇〇をしなければあの世で苦しむ事になる」
見えない世界の事なので解決方法が分からず、不安は大きくなっていきます。
この世の不安は解決出来ます。
お金がないならお金を得る方法を考えるなど、現実的な解決方法がいくらでも存在します。
解決手段がある不安は危機回避の不安で、身を守る為に必要な感情かもしれません。
そう考えると解決手段のない不安を持つ必要などないと分かります。
解決手段がないというよりも、不安の種自体本当に存在しているかすら誰にも分かりません。
見えない世界の不安など無意味です。
大切なのは先の未来の不安より、今を精一杯生きる事。
今という時間が未来を作っていくのだから。