ウークイの昨日は今帰仁で過ごす事が出来ました。
どの家庭もお仏壇には重箱やオードブル、果物、お菓子が並んでいました。
供えられている数々のご馳走を見ると、喜びの気持ちでご先祖様をお迎えしている子孫の思いが伝わってきました。
お仏壇の前で家族揃って食べるご馳走。
共にご馳走を食べているご先祖様を側に感じるから不思議です。
大切な家族が存在しているのはご先祖様のお陰だと思うと感謝しかありません。
自分のご先祖様だけでなく、大切な人のご先祖様、大切な友人のご先祖様。数えるときりがありませんが大勢のご先祖様のお陰で幸せな今があるのですね。
あの世から見守って下さっている全ての方々に、感謝です。
この世で過ごす期間はたったの3日。
お盆はあっという間です。毎年そうですがお見送りは寂しい気持ちになりますね。
ウークイの日。
家族揃ってご馳走を食べご先祖様とゆっくり過ごした後、お見送りをします。
お見送りの時間は遅ければ遅いほど良いと考えられ、以前は22時を過ぎてウークイをする家庭も多かったです。
早くても19時過ぎ。
ご先祖様には少しでも長く家で過ごして欲しいという思いからです。
あの世に沢山のお土産を持って帰って欲しいとご馳走の中から好きだった食べ物や、果物、お茶、お花などを持たせます。
ボールにご馳走やお花を入れ家族みんなで門の前に集まり、ボールに入れたお土産を門の横に供えウートートーしお見送りします。
お土産は次の日の朝まで門の横に置いておきます。
地域によってウークイの仕方は違うのでしょうね。
昨日の夜空には綺麗なお月様が浮かんでいました。
お月様に照らされ帰って行くご先祖様に向かって「気をつけて帰ってね〜」と手を振り見送る子供達。
見たこともないおじぃおばぁですが、感じるものがあるのでしょうね。
空に向かい「バイバーイ」と大きな声をかけていました。
ご先祖様を大事に思う気持ちは数々の先祖行事を通して、子供達にも伝わっていくのだと感じます。
古き良き風習を後世に残す為には、先ずは私達が古き良き風習を大事に守っていく事が大切ですね。