1年前でしょうか。
友人の勧めで読み始めた本があります。
楽しみに待っていた本が手元に届き、ワクワクしながら読み始めました。
が、読んでいても内容が頭に入ってこないのです。なかなか読み進む事が出来ませんでした。
友人の勧めだったので読まなければという気持ちだけで読み切った感じでした。
読み終えても内容は一切頭に入ってなく、そのまま本棚に。
時に本棚の本が気になるのですが手にする事なく数ヶ月が過ぎ、何となく気になりもう一度読み返すことに。
2回目に読んだ時は以前よりは内容が頭に入ってきて。
「あれ?こんな内容だった?」と初めて読んだ気がしました。
「そうだよね」と共感出来る内容がところどころにありましたが、やはり難しい部分が多く。すんなりと全部は頭に入ってきませんでした。
先日、またその本が気になり数ヶ月ぶりに目を通しました。
数ページ読み進めると衝撃が。
「こんな内容だった?」何度か読んでいたはずなのにとても不思議な感覚。初めて読んだ気がするくらい新鮮で、内容がスーッと頭に入ってきました。
見えない世界を分かりやすく伝えている内容で、間違いに惑わされないようアドバイスがあったり。悪いことを指摘し気づきを与えたり。
参拝の作法についても分かりやすく説明されていて。
書かれている内容は私達がこの数年で学んだこと、気づいたこと、確信したことでした。
読んでいて「そうだよ、そうだよ」と納得する内容ばかり。
辿り着いた答えは間違ってなかったと確信させてくれました。
不思議ですね。
1年前に出会っていた本です。
その時、熟読し内容が頭に入っていたら、気づきを得るまでに遠回りする必要はなかったのに。
読み終えそう思いましたが、これが魂を成長させる為の遠回りだったのかも。
本を読んで納得していたら分かった気になり、その先学ぼうとはしなかったかも知れません。
この数年、見えない世界の真実を追い求め、良い出来事も悪い出来事も沢山経験しました。
経験したからこそ、答えに辿り着いたのだと思います。
1年前に既に答えに出会っていたのに頭に入らなかったのも意味があったのですね。
経験を通して自身で気づく必要があったのです。
自身で経験し体感し気づいた事は魂に深く刻み込まれ、魂の成長に繋がるのです。
近道をしたいからと楽に答えを探すより、遠回りという経験を積んだ方がより人生が豊かに変わります。
経験が大きな財産になるのです。
どんな経験も無駄ではなく、魂の成長に繋がるという事ですね。