今日は十五夜です。
月が一番美しく見える旧暦8月15日「中秋の名月」
お団子をお供えし収穫に感謝し五穀豊穣を祈ります。
台風24号の影響が出始め今朝から天気が崩れています。
曇り空で月を見る事は出来ませんでしたが、雲の上で輝いている月を想い十五夜を過ごしました。
中秋の名月は本来、秋の収穫をお祝いする宮中行事です。その時期に収穫されたものをお供えしていました。
収穫のお祝いや来年の五穀豊穣を神々様に祈願していました。
雨が降らなかったら作物は育ちません。
太陽がなければ作物は育ちません。
生きて行く為には神に祈るしかありませんでした。
祈りが届いたお陰で作物は育ち、食べることが出来た。
全て神々様のお陰だと収穫した作物をお供えし感謝の祈りを捧げる。
先人達は「おかげさま」の心を持ち続けていたのです。
「お願いします」の祈願だけでなく、「神々様のお陰様で」と感謝を忘れることはありませんでした。
琉球の祈りは「お願いします」の祈願よりも「ありがとうございます」の感謝の祈りを重んじています。
祈りを立てたら、必ず感謝で解いています。
「フトゥチウガン(解く祈り)」を大切にしているのは、先人達の神々様への感謝の想いを受け継いでいるからなのですね。
感謝を伝える祈り。
真の祈りとは感謝なのかもしれません。