2018.05.20
琉球王国は御嶽信仰、グスク信仰で太陽神を最高神として崇めていました。
それともうひとつが祖先崇拝です。人が亡くなり33年すると神になると伝えられています。
33年忌の法要はご祝儀袋です。
33年忌が最後の法要であり、亡くなって33年経つと神になると言われているので、神になったお祝いという事で香典ではなくご祝儀袋を使用しています。
亡くなった人は33年経つと神様になる。
そう信じているのでご先祖様を神様だと崇めている。
血の繋がった神様の方が身近に感じ、守ってもらえると思えるのでしょうね。
先祖は長いこと拝まれていると、その家の神様になると聞きました。
33年忌を終えるまで家族は故人を忘れる事はありません。もちろん、33年忌を終えても忘れる事などありません。
亡くなって33年も忘れることなく拝み続けているという事が、その家の神になるという事に繋がっているのですね。
清明祭やお盆の行事を大切にしているのも、ご先祖様という神様を崇めているのです。
お仏壇に手を合わせるのも祈りです。
1番身近な祈りでしょう。
祈り=宗教と根付いているので、祈りと聞くだけで敬遠する方もいます。
ご先祖様に手を合わせる事を敬遠する人はいません。
神々様もご先祖様も同じ見守ってくれる存在です。
祈りとは何なのか
「大いなる存在やご先祖様との対話であり、対話する事で繋がりを感じ。見守られていると確信することで安心が得られ、穏やかに過ごすことが出来る。」
祈りを通して神々様やご先祖様から安心を与えてもらっています。
人はどれほど与えてもらっているのでしょうか。
それに気づくと感謝の気持ちが溢れてきます。
祈りとは特別なものではありません。
自然と心から溢れてくる感謝の気持ちです。