今日は旧暦の１２月２４日「御願解き（ウガンフトゥチ）」
ウガンフトゥチとは1年間の願いを解く拝み行事。
とても重んじられている御願行事で、各家庭で行われています。
立てた願いは感謝で解くのが琉球の祈り。
日々の願いを解き、神仏様へ感謝を伝えます。
旧ノロ殿内とノロ殿内の神棚、ヒヌカン、ノロさんのお仏壇でウートートーします。
各家庭ではヒヌカンより１年間の感謝を伝えます。
ウガンフトゥチが終わると、火ヌ神様は1年間家庭で起こった出来事を報告するため天界に帰ります。
旧暦の１日１５日に手を合わせているのがヒヌカンで、家庭を守る女性がヒヌカンに日々の出来事を伝えています。
台所は主婦の居場所、時には台所で愚痴をこぼすこともあるでしょう。
その愚痴を聞いている火ヌ神様に「天への報告は良いことだけを伝えて下さいね」とウガンフトゥチの最後にお願いするのが風習となっています。
火ヌ神様をとても身近に感じているので「良いことだけを報告してね」とお願いも出来るのでしょうね。
火ヌ神様と家を守る女性の良き関係が感じられます。
スーパーにはお供え物の餅「ウチャヌク」が沢山並んでいました。
大、中、小３段重ねた餅を３つ並べお供えします。
白い餅をお供えするのは「真っ白な気持ち」を表す意味も含まれています。
ウチャヌクをお供えし1年間の感謝のウートートー。
お供えしたウチャヌクは美味しくウサンデーしました。
火ヌ神様が帰ってくる日までに香炉を掃除し、綺麗な香炉に火ヌ神様をお迎えしたいと思います。
