昨日の夕方、ノロ殿内の上に綺麗な虹がかかっていました。
久しぶりに見た虹。
「大丈夫。全て、上手くいっている」という皆様へのメッセージ。
そんな気がしました。
緊急事態宣言も明け、少しづつ日常を取り戻してきましたね。
ノロ殿内にも、先週あたりから少しづつ参拝客が増えてきました。
10月から11月にかけて、門中拝みなど参拝客が多い時期になります。
先週末のこと。拝み道具を持参し、長い時間拝んでいる方がいました。
他の参拝客は庭で順番を待っていましたが、なかなか終わらないので帰る人もいたそうです。
拝む時間などを含め拝みに関しては参拝客にお任せしていますが、待っている方がいる場合には「ご配慮願います」と案内しています。
以前に一度だけ、1時間経っても拝みが終わらず、待っていた参拝客も多くいたので「待っている人がいます」と伝えようと声をかけたことがあります。
「すみません」と声をかけると、「どけって事ね」との返事。
予想外の返事に驚きました。
当時は「なぜ、待っている人への配慮ができないのだろう」と思いましたが、今思うとその人は拝みを重んじる余り中断できなかったのかもしれません。
拝みを中断できない理由が中断することでバチが当たるとか、神仏様に申し訳ないとの思いなら。
「待っている人がいるので、拝みの途中ですが失礼します」と神仏様に伝え、次の人に譲ってあげる。
人を待たせて拝みを通すより、中断しても譲ってあげることの方が大事だと思います。
譲り合う思いやりの心。
神仏様は思いやり溢れる姿を、喜びながら見ていると思います。