6月23日「慰霊の日」を迎えます。
正午、黙祷を捧げました。
今日は朝から雨がしとしと降っています。
沖縄にとっても日本にとっても忘れる事は出来ない日です。
戦後74年。
戦争体験者もご高齢になり生の声を聞く事も少なくなりました。
両親揃って戦争を体験していますが、両親が戦争の話をする事はありませんでした。
幼い頃、夜になると「幽霊が怖い」と騒ぐ私達に母が「幽霊は何も怖くない、人間の方がずっと怖いんだよ」と話したのを思い出します。
小学生の頃に戦争を体験している母にとってあの悲惨な状況が忘れられるわけもなく、幼いながらに人間の怖さを感じていたのかもしれません。
1度だけ戦争の話をした記憶があります。
戦場の中の人々の状況でした。
現実に起こったとは考えられない悲惨な状況に、聞いてるだけでも怖かった覚えがあります。
それから1度も戦争の話を聞いた事がありません。
戦争の話を避けていたのは戦争を思い出したくなかったのでしょう。
慰霊の日を前に戦争体験者のへのインタビューがテレビで流れていました。
思い出すのも辛いはずなのに「二度と悲惨な戦争を起こさない為に」との一心で語り続けて下さる方々の思い。
これからの時代は戦争を知らない世代に変わっていきますが、
戦争を生き抜いた人々のお陰で今という平和な世がある事を、決して忘れてはいけないと思います。
私達に出来る事は与えられた人生を精一杯生きることだけです。
平和な世の中を生かされている事に感謝しかありません。